オバマ前政権時に開始された、軍事基地・施設における気候変動の影響に関する調査報告に関して、ワシントンポスト紙(Washington Post)が入手した最終草案(2018年1月に議会に提出されたもので未公表)によれば、当初の草案(2016年12月)に比べ、気候変動の脅威に対する緊急性に関する記述が少なくなり、北極における気候主導型の変化及び海面上昇の潜在的リスクに関する言及が弱体化あるいは削除されているという。当初草案では、「気候変動」への言及が数多く行われていたものの、最終草案では、削除、または、「過度な気象」あるいは単に「気候」に変更されている。具体的に、「気候変動」という用語は当初草案では23回記載されているが、最終草案では1回だけとなっている。同省の広報官は草案へのコメントを拒否しており、ワシントンポスト紙は当初草案と最終草案の間の変更を誰が実施したのかについて特定できていない。
Washington Post “Pentagon revised Obama-era report to remove risks from climate change” (5/10/18)