米国はITER融合プロジェクトを支援すべきとの報告

米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は12月21日に発表した報告書の中で、「米国は核融合研究において世界で大きく後れを取っており、一部の有力上院議員が反対している主要国際プロジェクトへの参加を放棄すべきではない」と主張した。フランスで建設が進められている国際熱核融合実験炉(ITER)への資金を撤退させることは、米国科学者の孤立化につながり、他国に優位をもたらし、米国は資金が限られた状態で自国の融合プログラムを再設計しなくてはいけなくなると報告書は指摘している。本プロジェクトは、費用と予定が大幅に超過していることから、ダイアン・ファインスタイン上院議員(Dianne Feinstein、カリフォルニア州選出民主党)などが強く反対している。現在、審議が進められている2018年度予算において、上院はITERへの資金をゼロとしている一方、下院とホワイトハウスは6,000万ドル以上を要請している。

Science “U.S. should support ITER fusion project, says expert panel” (12/21/17)