複雑な科学、環境、医療問題に対応する任命職の指名に関していえば、トランプ政権の指名を受けた人々は、オバマ政権時の被指名者と比べ、科学系の高等学位保持者が少ない。そして指名の進み具合も前政権に比べると遅々としている。AP社の分析によれば、トランプ政権がこれまでに指名した43名の科学関連ポジションのうち、約60%が、科学あるいは医療学術部門の修士号あるいは博士号を取得していない。オバマ政権の被指名者はそれとは対照的で、60%以上が科学部門の高等学位を取得していた。AP社が、上院の承認を必要とする65のポジション(科学あるいは環境に対応するポジション)を分析したところ、その多くが現政権発足から10か月経っても埋まっていない。「これは、科学に対する現政権の軽視を反映するものである」と、ブッシュ元大統領の使命を受けて環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)の長官を務めたクリスティー・トッド・ウィットマン氏(Christie Todd Whitman)は指摘する。
AP News “Trump science job nominees missing advanced science degrees” (12/5/17)