エネルギー省、イリジウム192の国内生産体制を確立

エネルギー省(Department of Energy)科学局(Office of Science)傘下の同位体研究開発・生産室(Isotope R&D and Production: IRP)は6月25日、オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory: ORNL)において放射性同位体のイリジウム192(Ir-192)の国内生産体制を確立したと発表した。QSAグローバル社(QSA Global)との共同開発契約から約2年で国内初の高比放射能Ir-192線源製造に成功し、現在、量産体制に移行している。金属部品の非破壊検査に不可欠な同元素は、20年以上に亘り海外供給に依存してきたが、国内生産の再開により、造船や自動車、航空宇宙、石油・ガスパイプラインといった重要インフラの安全性と効率的な運用を確保することが可能となるという。国内の産業・エネルギー部門に必要な資材の供給網のさらなる強化に向け、同省は引き続き民間製造力や国立研究所の専門知識を融合させ、安定した供給独立性の確保と経済競争力の支援に尽力していく方針を示している。

Department of Energy “DOE Strengthens Domestic Supply Chain for American Energy and Manufacturing” (06/25/26)
https://www.energy.gov/science/articles/doe-strengthens-domestic-supply-chain-american-energy-and-manufacturing