CNAS、主権AI指標を発表

新米国安全保障センター(Center for a New American Security: CNAS)が発表した「主権AI指標(Sovereign AI Index)」によれば、米国と中国が最先端の人工知能(AI)の開発・導入に必要な計算能力の90%を占める中、世界各国は、自国のAI「主権AI(sovereign AI)」の構築に取り組んでいる。主権AIの開発を段階別にみると、インフラプロジェクトが59%を占め、モデルプロジェクトが34%、データプロジェクトがわずか7%となっている。地域別で見ると、中東(410億ドル)と東アジア(252億ドル)が全体の8割以上を占め、更に国別で見ると、アラブ首長国連邦(335億ドル)と日本(204億ドル)が全体の3分の2以上を占める。ただし、主権AIの構築を目指す国の多くは、米国の技術企業に多くを依存しているのが現状である。CNASは、「世界中の政策策定者が直面する問いは、完全な主権AIを構築できるか否かではなく(それは不可能)、自国のAI導入に有意義な主体性を確保できるよう、パートナーシップを築き、技術を導入し、ガバナンス枠組みを実装できるかどうかである」と分析している。

CNAS “Sovereign AI Index” (April 2026)
https://interactives.cnas.org/reports/sovereign-ai-index/