サイエンス誌(Science)は3月18日、反ユダヤ主義を理由に、トランプ政権が国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)からのコロンビア大学(Columbia University)への助成金を削減する決定を受け、他の59の大学へも同様の調査が開始されているとし、波紋が広がっていると報じた。助成金拠出停止により同大学のアルツハイマー病や自閉症、がん研究などのプロジェクトが停止され、学生や研究者への影響が懸念されているという。同大学は法的措置を検討しており、法学者のサミュエル・バゲンストス氏(Samuel Bagenstos)は、この資金削減が違法であると指摘し、裁判で勝つ可能性が非常に高いと言及した。一方、トランプ政権は「同大学がユダヤ人学生の安全と幸福に配慮していない」と指摘し、反ユダヤ主義の定義の採用や特定の学部を外部管理下に置くことを要求した。同大学はガザ戦争に対するキャンパス抗議活動を行った学生の一部を退学や停学処分にするなどして対応しているという。
Science “After Columbia’s ‘nightmare,’ dozens more universities brace for Trump NIH cuts” (03/18/25)
https://www.science.org/content/article/after-columbia-s-nightmare-dozens-more-universities-brace-trump-nih-cuts