Scienceは2月7日、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)が助成金の間接費率を従来の約30%から15%に即時引き下げる方針を発表し、大学や関連機関から強い反発と法的措置が相次いでいると報じた。NIHは2023年に約90億ドルの間接費として支出していたが、これが半減することにより、研究機関は数十億ドルの資金確保を迫られる見通しである。これに対し22州が訴訟を提起しており、連邦裁判所は同日にNIHの措置の差し止めを決めた。NIHは間接費削減が研究資金の効率化に繋がると主張するが、大学側は研究活動やインフラ維持に深刻な支障が出ると反論しているという。2月21日に本件に関する再審が行われる予定であるが、大学や研究者はこの政策が米国の研究と開発のエコシステムに深刻な影響を与えるとして懸念を表明している。
Science “NIH slashes overhead payments for research, sparking outrage and lawsuit” (02/07/25)