2009年の民間R&D支出は減少

コンサル・調査会社のブーズ社(Booz & Company)は11月3日、2009年の研究開発費が最も高い公開企業1,000社を対象に行った調査報告書、「2010年グローバル・イノベーション1000:有力イノベーターはいかにして勝利し続けるのか(2010 Global Innovation 1000 study: How Top Innovators Keep Winning)」を発表した。これによれば、2009年における企業の研究開発投資総額は調査を開始した1997年以来初めて減少したという(前年比3.5%減の5,030億ドル)。しかし、収入総額が11%減と急落する一方で、収入に占める研究開発投資額の割合は2008年の3.46%から2009年は3.75%に上昇しており、不況の中でも企業がイノベーションを重視していることが示されている。報告書はその他のキーファインディングとして、①調査対象企業の半分以上が研究開発費を削減しており、そのほぼ全てが自動車、コンピューティングおよびエレクトロニクス、工業の3業種に集中している、②国・地域別では日本における企業の研究開発費が最も減少した(10.8%減)、といった点を挙げている。
booz&co. “Corporate R&D Spending Declined During 2009 Downturn, Finds Booz & Company Global Innovation Study” (11/3/10)