米国アカデミー(National Academies)は2月14日、原子力エネルギーがクリーン電力供給とエネルギー安全保障に寄与する可能性を議題として先日行われたワークショップの結果を発表した。近年のAIやデータセンターの需要拡大に伴い、安定供給力を持つ原子力への注目が集まっていることを背景に、政策、金融、技術、規制の各分野の専門家が集い、先進型原子炉の建設における経済性と迅速な規模拡大について議論が交わされたという。その中で、大手テック各社は長期契約を通じた電力の需要確保により、プロジェクトファイナンスの信頼性向上を試みつつ、コスト低減へ取り組む一方で、従来の大型原発はコスト超過や工期遅延の問題が根強く、革新的技術の導入が従来方式からの脱却とコスト削減の鍵であるとした。再生可能エネルギーのポートフォリオ運用の経済的メリットや、廃止予定の石炭火力発電所のインフラ活用についても触れ、規制改革や地域住民との対話強化が今後の展開の鍵としている。
National Academies “Exploring the New Nuclear Energy Landscape” (02/14/25)