核融合産業協会(Fusion Industry Association: FIA)は10月2日、公的部門の核融合実験データの公開と標準化を通じて、核融合産業の発展を加速すべきとする白書を発表した。「核融合産業強化に向けた公共部門データの公開(Opening Public-Sector Data to Empower the Fusion Industry)」によると、公的機関と民間企業の協力により、過去50年間に亘る核融合実験で得られたデータの活用で、核融合三重積(温度・密度・閉じ込め時間の積)が100万倍向上した実績を踏まえ、データ活用の重要性を強調している。具体的には、組織の機密知的財産を除くすべての核融合データの公開、データの保存・構造化に関する共通標準の採用、データ管理とアクセシビリティ確保を担う機関チームへの支援強化の3点を挙げた。その上で、核融合産業のグローバルな相互接続型エコシステムへの移行には、適切なデータ管理の先例を確立することが重要と提言している。
Fusion Industry Association “FIA Publishes White Paper on the Importance of Open Public-Sector Data” (10/02/25)