政府説明責任局 政府の重大リスク管理へ改善勧告

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は2月25日、連邦政府の無駄遣いや不正、管理不備による損失が依然として深刻であると発表した。2023年からの2年間で約840億ドルの財政的損失が発生していることから、新たに自然災害支援を含む38の重大リスク分野を特定し、特に不適切な支払いや税収の欠損、高額調達案件のコスト管理、政府所有不動産の非効率な運用などを見直すことを提案している。具体的には、情報技術システムの老朽化や、サイバーセキュリティ対策の遅れが深刻であるといい、連邦航空局(Federal Aviation Administration: FAA)の航空管制システムや退役軍人省(Department of Veterans Affairs: VA)の電子カルテシステムなどの刷新も急務とされている。GAOは各行政機関に対して数千件の改善勧告を行っているが、その多くが未対応のままであり、改善に向けては議会による一層の監視強化が不可欠としている。

GAO “High-Risk Series: Heightened Attention Could Save Billions More and Improve Government Efficiency and Effectiveness” (02/25/25)
https://www.gao.gov/products/gao-25-107743