国防総省の衛星通信刷新、進捗報告体制の整備を提言 GAO

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は3月4日、国防総省(Department of Defense)が進める衛星通信システム(サットコム:Satellite communications、SATCOM)の抜本的改革について、議会への包括的な進捗報告体制の整備が必要であるとの報告書を発表した。国防総省は、単一衛星との接続に限られていた従来型システムから、複数の衛星に接続可能な統合型システムへの移行を進めており、今後5年以内に導入する計画である。新システムはより安全で相互運用可能な通信を実現し、また複数の通信経路を確保することで障害発生時の耐性強化を図る。しかし、統合アーキテクチャの開発やデータ共有に必要な権限取得、ユーザー端末の配備遅延など、課題も山積している。GAOは、5,000億ドル規模の民間宇宙市場の活用も含め、計画の進捗状況を定期的に議会へ報告することで、遅延の早期発見と対策が可能になるとしている。

GAO “DOD Satellite Communications: Reporting on Progress Needed to Provide Insight on New Approach” (03/04/25)
https://www.gao.gov/products/gao-25-107034