ニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)は3月5日、国防総省(Department of Defense)が人工知能(AI)企業のアンソロピック社(Anthropic)を「供給網リスク」として正式に指定し、同社に対し、政府との取引を禁止する可能性があると通知したと報じた。アンソロピック社は現在、同省の機密システムで使用される唯一のAI技術を提供しており、イランとの戦争拡大において軍事データや画像の分析に活用されている。国民の国内監視や自律型致死兵器への転用を防ぐ同社の条件に対し、同省は「あらゆる目的における合法的なAI使用」を要求していたが、交渉期限までに合意に至らず、ピート・ヘグセス国防長官(Pete Hegseth)が同社を「国家安全保障の供給網上のリスク」に指定すると宣言した。同社は提訴する方針であるが、具体的詳細は明らかにしていないという。一方、オープンAI社(OpenAI)は合法的な目的でのあらゆる使用を許可し、イーロン・マスク氏(Elon Musk)が率いるエックスAI社(xAI)も機密システム向け技術提供で同省と契約した。
The New York Times “The Pentagon Officially Notifies Anthropic That It Is a ‘Supply Chain Risk’” (03/05/26)
https://www.nytimes.com/2026/03/05/technology/anthropic-supply-chain-risk-defense-department.html