北米最大の炭素市場、ワシントン州参加で拡大へ

ユーティリティ・ダイブ(Utility Dive)は3月6日、ワシントン州がカリフォルニア州及びケベック州と共同で、北米最大規模の炭素排出権取引市場の構築に向けた協定案を発表したと報じた。2014年から運営されているカリフォルニアとケベックの共同炭素市場は、北米最大かつ世界第3位の規模を誇り、ワシントン州生態局(Washington’s Department of Ecology)は、同市場への参画により温室効果ガスの削減をより効率的に進め、脱炭素化へ向けた費用対効果の高い長期的な投資を促進すると説明した。同州のボブ・ファーガソン知事(Bob Ferguson)も「気候危機に単独で対処できる州や準州はない」と述べ、協力の重要性を強調している。正式な参加には公聴会の開催や環境正義評価の実施が必要となるが、同局は、早ければ2027年にも運用開始する可能性を示した。排出枠オークション開催により、共通の排出枠価格設定が可能になることに加え、市場規模の拡大により価格も安定し、企業独自のクリーン戦略における予測可能性を高めると期待を示している。

Utility Dive “Washington, California and Québec collaborate on linking carbon markets” (03/06/26)
https://www.utilitydive.com/news/washington-california-quebec-collaborate-linking-carbon-markets-cca/813995/