商務省、重要鉱物の輸入調査を開始

商務省(Department of Commerce)は4月24日、加工された重要鉱物とその派生製品の輸入が国家安全保障に及ぼす影響を評価するため、1962年通商拡大法(改正後、19 U.S.C. § 1862)、第232条(Section 232)に基づく調査を開始したと発表した。調査は、産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)を通じて行い、外国由来の重要鉱物とそのリスクを調査し、それに関する現状及び将来の処理能力を分析するものである。希土類元素(レアレース)を含む重要鉱物は、民間および防衛関連での利用において重要な生産原料で、現在44種類の重要鉱物のうち30種類を生産する中国が市場を独占している。中国は世界最大の生産国として、世界中の採掘権や操業権を獲得し、その影響力を拡大しつつあることから、同省は敵対勢力による重要資源への圧力に対抗すべく、外部脅威やサプライチェーンの脆弱性へ対応するという。同局はこの調査に関連する意見やデータ・分析などの情報を募集、提出期限を5月16日としている。

BIS “Commerce Launches Section 232 Investigation on Imports of Processed Critical Minerals and Derivative Products” (04/24/25)
https://www.bis.gov/press-release/commerce-launches-section-232-investigation-imports-processed-critical-minerals-derivative-products