ランド研究所(RAND)は8月18日、生物学研究への人工知能(AI)活用から派生した生物兵器脅威に対処するため、多層防衛型のバイオセキュリティ戦略をまとめた。AIツール活用による新たな病原体作成に端を発した生物兵器展開リスクと生物学的事故をいかに軽減していくかに焦点を当てており、地球規模の公衆安全リスク回避に向けた大規模公的投資が急務と呼びかけている。特に発案段階から兵器化までの各工程への段階的なリスク軽減技術導入やアクセス・展開制御、物理的阻害策などを何層にも取り入れて配置する防御態勢構築を提言しており、現状の研究機関や民間主導の自主的対策では不十分と指摘した。また、政府に対してアクセス制御やユーザー検証の最低基準策定を求めており、複数領域にまたがる不審な動きを分析・共有する情報プラットフォーム構築の必要性も強調した。昨今の 先端AIモデルへの脅威現状を受け、政府関係者も、リスク軽減に向けた早期投資の重要性について認識しているという。
RAND “Building a Defense-in-Depth Biosecurity Strategy for the AI Era” (08/18/26)
https://www.rand.org/pubs/research_reports/RRA4999-1.html
参照記事: NEXTGOV/FCW “Report calls for deterrence mechanisms, government participation in AI-biology security” (08/19/26)
https://www.nextgov.com/artificial-intelligence/2026/08/report-calls-deterrence-mechanisms-government-participation-ai-biology-security/415517/?oref=ng-homepage-river