「米国北東部州における炭素市場は雇用と売上を創出」との報告

米国北東部9州が参加する「地域温室効果ガス・イニシアチブ(Regional Greenhouse Gas Initiative: RGGI)」についてコンサルタント会社のアナリシス・グループ(Analysis Group)が発表した報告書によれば、RGGIは、温室効果ガスの排出を削減し、クリーンエネルギーで数千人の雇用を創出し、炭素排出を削減する市場ベースのスキームによって消費者の電力コストは軽減されているという。RGGIはキャップ・アンド・トレード(cap-and-trade scheme)方式で、2009年に採択された。報告書によれば、RGGIは参加する9州に、2015年以来、14億ドルの純経済効果をもたらし、再生可能エネルギー及びエネルギー効率部門で1万4,500雇用年(雇用年1年は1年間の正規雇用に相当)を創出しているという。更に、RGGI開始以来、地域における二酸化炭素排出は50%以上削減された。ただし、議会調査局(Congressional Research Service)が昨年発表した報告書では、「RGGIプログラムが世界の温室効果ガス排出にもたらす直接的な影響はごくわずか」とされており、その一因は、RGGIが米国全体の温室効果ガス排出に占める割合はわずか7%であるためとなっている。

Reuters “U.S. Northeast carbon market creating jobs, revenue: study” (4/17/18)