AIに関する国家安全保障委員会、デジタル予備隊及びアカデミーを勧告

人工知能に関する国家安全保障委員会(National Security Commission on Artificial Intelligence)は7月20日、米国は、公的部門における技術系労働者の人材パイプラインを強化するため、デジタル予備隊及びデジタル・サービス・アカデミーを創出すべきであるとの勧告を提示した。勧告は、委員会による2020年第2四半期報告の一部で、報告には、AIの倫理、交渉、保護、投資、応用に関する複数の取り組みが含まれている(報告そのものは公表されていないが、委員会発表はビデオ会議でライブ中継された)。委員会はまた、公的任務による奨学金システムを拡大し、政府で任務する時間と引き換えに技術スキルを向上させたいと望む者に更なる金銭的支援を提供することを勧告した。 Fedscoop “National Security Commission on AI recommends digital reserve corps and academy” (7/20/20)

エネルギー省、H2@スケール進展を目的として18件のプロジェクトに約6,400万ドルを発表

エネルギー省(Department of Energy)は7月20日、手頃な費用の水素の生産・貯蔵・物流・使用に関するH2@スケール(H2@Scale)のビジョンを支援する18件のプロジェクトに約6,400万ドルを提供すると発表した。これらのプロジェクトは、H2@スケールの複数年に及ぶイニシアチブの下で行われてきた研究・開発・実証(RD&D)活動を促進させるものである。受益プロジェクトは、エネルギー効率・再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable: EERE)の水素燃料電池技術局(Hydrogen and Fuel Cell Technologies Office: HFTO)から資金拠出を受け、信頼性があり手頃な費用の電解槽の製造に関する協力、水素貯蔵タンク用の低費用かつ高強度の炭素繊維の開発などに取り組む。 Department of Energy “Energy Department Announces Approximately $64M in Funding for 18 Projects to Advance H2@Scale” (7/20/20)

エネルギー省、エネルギー・インキューベーター・プライズと資金提供公募を発表

エネルギー省(Department of Energy)は7月20日、新たなプライズ「イノベーション・クラスターのためのエネルギー・プログラム(Energy Program for Innovation Clusters: EPIC)」を通じて、エネルギー技術インキュベーターを支援するため、最高100万ドルを提供すると発表した。今回のプライズは、同省の技術移転局(Office of Technology Transitions: OTT)による500万ドルのプログラムの初回イニシアチブとなる。OTTは、地域のエネルギー・イノベーション・エコシステムの力強い成長を奨励する。今回のEPICプライズでは、エネルギー関連の技術及びアントレプレナーシップのために、イノベーションの優れたクラスター、結び付き、支援の開発を行う革新的かつ影響力のあるインキュベーターを模索する。 Department of Energy “Department of Energy Announces Energy Incubator Prize and Funding Opportunity” (7/20/20)

NIH、COVID-19研究に関する戦略計画を発表

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は7月13日、「NIH全体の新型コロナウィルス戦略計画(NIH-Wide COVID-19 Strategic Plan)」を公表した。これは、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の世界的大流行への対応として、NIHがどのようにして、治療措置やワクチン、診断の開発を加速させるかについて、枠組みを示したものである。計画は、分野横断型の戦略として、①SARS-COV-2及び新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の基礎知識を強化するため、NIH及びNIHの資金提供を受ける研究者に投資する、②NIHが最近始動した「診断の迅速な加速(Rapid Acceleration of Diagnostics: RADx)」イニシアチブを通じてCOVID-19検査技術のイノベーションを速める、など5件について概説している。 NIH Extramural Nexus “NIH-Wide Strategic Plan for COVID-19 Research Now Available” (7/13/20)

報告書「米国製:国内半導体業界を再活性化」

ハーバード・ケネディ・スクール(Harvard Kennedy School)の科学・国際問題ベルファー・センター(Belfer Center for Science and International Affairs)は、論文「米国製:国内半導体業界を再活性化(Made in the USA: Revitalizing the Domestic Semiconductor Industry)」を発表した。論文は、 「中国が半導体分野での自立を目指していることに鑑み、米国はどのようにして業界のリーダーシップとサプライチェーンの対応力を維持できるか?」を問題声明文として掲げ、その背景やリスク(中国は半導体分野の自立を達成できるのか?)、勧告を提示している。勧告には、①国内の最先端製造に投資、②米国が持つ利点への支援を強化、③国際協力を促進、などが含まれる。 Belfer Center “Made in the USA: Revitalizing the Domestic Semiconductor Industry” (July 2020)

ブルイエット・エネルギー長官とインドのダルメンドラ・プラダン大臣がバーチャルで米印戦略的エネルギー閣僚パートナーシップについて合同声明を公表

エネルギー省(Department of Energy)のダン・ブルイエット長官(Dan Brouillette)と、インドのダルメンドラ・プラダン石油・天然ガス・鉄鋼大臣(Dharmendra Pradhan)は7月17日、2年目を迎えた米印戦略的エネルギー・パートナーシップ(U.S.- India Strategic Energy Partnership (SEP))の進捗を見直すと同時に新たな協力分野の優先付けを行うバーチャル閣僚会議で共同議長を務めた。2017年6月に行われた米印首脳会談で、トランプ大統領とインドのナレンドラ・モディ首相(Narendra Modi)は、両国間の包括的グローバル戦略的パートナーシップ(U.S.- India Comprehensive Global Strategic Partnership)の重要性を認め、新たな戦略的エネルギー・パートナーシップを呼びかけた。これを受け、2018年4月に、両国間でSEPが発足した。両者は今般、合同声明を公表し、この中で、SEPが始動してからの2年間における主要な達成ならびに新たな取り組みの優先事項について概説した。 Department of Energy “Secretary Dan Brouillette and Minister Dharmendra Pradhan Release Joint Statement on the Virtual U.S. – India Strategic Energy Partnership Ministerial” (7/17/20)

エネルギー省、水の安全保障の進展を目的とした公募を予定

エネルギー省(Department of Energy)から資金を受益する「全国水イノベーション同盟(National Alliance for Water Innovation: NAWI)」は最近、高濃度塩分の水路を対象とした強化塩水管理ソリューションのイノベーションを目的とした「プロポーザルの要請(Request for Proposal: RFP)」を行う意向を表明した。このRFPは、賞金やコンペ、研究開発(R&D)、その他のプログラムを介して、安全で確実で手頃な費用の水の世界的なニーズに対応する革新的技術及びイノベーションを進展させる「水安全保障グランド・チャレンジ(Water Security Grand Challenge: WSGC)」を支援する。WSGCは、ホワイトハウスが立ち上げ、エネルギー省主導の枠組みとなっている。NAWIは2020年8月にRFPを発表する計画である。 Department of Energy “Energy Department Announces Notice of Intent to Issue Funding to Advance Water Security” (7/17/20)

エネルギー省、石炭から生産される炭素ニュートラル電力及び水素のための21世紀型技術に1億1,800万ドルを投資

エネルギー省(Department of Energy)は7月17日、石炭ファースト(Coal FIRST)(FIRSTは、柔軟で革新的で対応力があり小型でトランスフォーマティブ(Flexible, Innovative, Resilient, Small Transformative)の頭文字)イニシアチブを支援するため1億1,800万ドルの連邦資金を提供する計画を発表した。エネルギー省は7件のコスト分担型研究開発(R&D)プロジェクトに合計3,700万ドルを提供する他、8,100万ドルの新たな資金提供公募(FOA)「石炭ファースト概念のための設計開発及びシステム統合設計研究(Design Development and System Integration Design Studies for Coal FIRST Concepts)」を発表した。石炭ファースト発電所は、石炭、バイオマス、プラスチック廃棄物を、クリーンで手頃な価格の炭素ニュートラルの電力及び水素に転換する。 Department of Energy “DOE Invests $118 Million in 21st Century Technologies for Carbon-Neutral Electricity and Hydrogen Produced from Coal” (7/17/20)

エネルギー省、スパコン能力への業界アクセスを向上させるため、3件のプロジェクトを選出

エネルギー省(Department of Energy)は7月17日、DOE傘下の国立研究所特有のコンピューテーショナル能力を活用するため、3件のプロジェクトに合計約100万ドルを提供すると発表した。これらのプロジェクトは、バイオエネルギー原料の取り扱い及び物流ならびに触媒設計・開発に関する技術的課題に対処する。受益プロジェクトは、コンピュテーショナル物理学及び化学コンソーシアム(Consortium for Computational Physics and Chemistry: CCPC)とパートナーを組む。CCPCは、バイオエネルギーの研究開発にコンピューター・シミュレーションを使用する国立研究所の研究者で構成されている。高性能コンピューティングを取り入れることで、転換プロセスの拡大及び反応器設計に必要な費用と時間を削減する一助とすることができる。 Department of Energy “Department of Energy Selects Three Projects to Increase Industry Access to High-Performance Computing Capabilities” (7/17/20)

エネルギー省、革新的自動車技術の進展を目的として55件のプロジェクトに1億3,900万ドルを発表

エネルギー省(Department of Energy)のダン・ブルイエット長官(Dan Brouillette)は、ミシガン州デトロイトのゼネラル・モーターズ社(General Motors)で演説し、新規の革新的な先端自動車技術を支援する55件のプロジェクトに1億3,900万ドルを提供すると発表した。このうち6件のプロジェクトは、ミシガン州のチームが主導する。受益プロジェクトは、エネルギー効率・再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable: EERE)から資金を受益し、エネルギー省のエネルギー貯蔵グランド・チャレンジ(Energy Storage Grand Challenge)を支援する形で、先端バッテリーや帯電、製造に関する研究を実施する。 Department of Energy “DOE Announces $139 Million in Funding for 55 Projects to Advance Innovative Vehicle Technologies” (7/16/20)