気候テック企業、戦略の軸足を「重要鉱物」へ転換
MITテクノロジー・レビュー(MIT Technology Review)は5月21日、国内気候テック企業による供給網(サプライチェーン)強化や重要鉱物確保への取り組み移行について伝えた。連邦政府支援が停滞する中、企業は生き残りをかけて、政府が注目しているデータセンターやエネルギー供給、重要鉱物分野への参入に挑戦している。排出量の少ない製鋼技術で知られるボストン・メタル社(Boston Metal)は、航空機エンジンなどに不可欠なニオブやタンタルなどの重要金属事業支援に向け、新たに7,500万ドルの資金を調達したという。同社は収益性の高い金属事業を展開することで、本業の鉄鋼部門の開発継続に必要なリソースを確保すると説明した。また、セメント新興のブリムストーン社(Brimstone)も政府助成打ち切りを受け、副産物のアルミナが国内アルミニウム生産を支える重要資源との声明を前面に打ち出した。このほか、鉱業との連携を模索する動きや、鉱山操業の効率化や稼働・閉鎖中の鉱山跡地浄化作業の支援を売り込む炭素除去企業も出てきているという。 MIT Technology Review “Climate tech companies are pivoting to critical minerals” (05/21/26) https://www.technologyreview.com/2026/05/21/1137622/climate-tech-pivot-critical-minerals/