米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は、4月30日に職員宛てに送付したEメールの中で、今後の通知が行われるまで、全ての助成金交付措置を停止するよう指示した。これにより、世界最大の基礎研究支援機関の一つであるNSFは、新規研究助成金の交付、既存の助成金への追加資金や下請け助成金を提供できなくなる。資金凍結の理由は提示されていない。NSFは過去2週間に約1,040件の助成金(7億3,900万ドル)を中止しており、今回の措置はNSFに新たな打撃となる(5月2日に更に約380件の助成金交付が中止)。NSF職員の中には、「数十年に亘って確立されてきたメリット・レビュー・プロセスが台無しにされている」と嘆く者、政策を理由に辞職する者もいる。外部の科学者も、NSFの不確実性を感じ、今後の展開を懸念している。
Nature “Exclusive: NSF stops awarding new grants and funding existing ones” (05/05/25)
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