最近、グーグル社(Google)が「量子超越(quantum supremacy)を達成したと報告し、それに対してIBM社などが異議を唱えるなど、量子超越が話題となっているが、米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology: NIST)の高官は、「現代のツールが現行の暗号手法を打ち破るという短期的な危険性はない」と発言した。NISTは現在、量子コンピューターによる暗号解読への連邦対策の一助として、また、より小型で軽量の「モノのインターネット(IoT)」機器の暗号化に関する新たな規格標準を策定するため、新しい暗号アルゴリズムを開発するための複数のイニシアチブに取り組んでいる。NISTのコンピューター科学部門(Computer Science Division)のトップであるマシュー・スコール氏(Matthew Scholl)は、最近行われた情報セキュリティ・プライバシー諮問委員会(Information Security Privacy Advisory Board)の会合で、「我々は依然として、量子暗号解読の妥当性はまだ数年先であると考えている」と述べた。
FCW “NIST official says post-quantum environment still years away” (12/5/19)