NIH、公的資金を受けた研究への過度な出版手数料の抑制へ

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は7月8日、科学的透明性と公的資金の責任ある管理に関する継続的な取り組みの一環として、NIH助成を受けた科学者の研究成果への公共アクセスを可能にするために、出版社が課す出版手数料に上限を設ける新たな政策計画を発表した。現在、一部の大手出版社は、即時の公共アクセスを目的として論文1件につき最大1万3,000ドルの手数料を課したり、政府当局から大幅な購読料を徴収しているなど、学術論文発表を取り巻く環境は問題となりつつある。こうした問題への対処として、NIHは、研究エコシステム内での合理的な出版手数料を確実にするため、2026年度から出版手数料に上限を設け、過度な論文処理手数料(article processing charges)を抑制し、不要な経済的障害なしに研究成果の広範な拡散を確実にすることを目指す。

National Institutes of Health “NIH to crack down on excessive publisher fees for publicly funded research” (07/08/25)
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-crack-down-excessive-publisher-fees-publicly-funded-research