EPA気候基金、年間最大4.1万人の雇用創出 シンクタンク分析

Axiosは5月13日、インフレ削減法(Inflation Reduction Act: IRA)に基づく環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)の温室効果ガス削減基金(Greenhouse Gas Reduction Fund:GGRF)プログラムが、今後6年間で年間3.6万~4.1万人の新規雇用を創出し、約240億ドルの賃金増加をもたらすと報じた。無党派シンクタンクのエナジー・イノベーション社(Energy Innovation)とニューハンプシャー大学(University of New Hampshire)の調査によると、「グリーンバンク(Green bank)」とも呼ばれるこのプログラムにより、消費者のエネルギーコストが20年間で520億ドル節約され、米国経済への総投資額も655億ドルに達するという。非営利組織を通じて低利融資などで地域の資金運用を支援し、民間資本の活用を促進する仕組みであるが、リー・ゼルディンEPA長官(Lee Zeldin)は不正事例を含む問題があるとし、議会も予算審議で同基金の廃止を検討しているところである。しかし、裁判所は証拠不十分としており、現在その行方が注目されている。

Axios “Think tank makes new argument for EPA’s climate fund” (05/13/25)
https://www.axios.com/2025/05/13/energy-innovation-epa-climate-fund-economic-impact
参考:Energy Innovation “Clean Energy As Economic Development: An Analysis Of The Greenhouse Gas Reduction Fund” (05/13/25)