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下院科学委員会で意外な新委員長選出

下院の科学・宇宙・技術委員会(Committee on Science, Space, and Technology)で異動が頻繁に行われるのは珍しいことではないが、ラマー・スミス新委員長(Lamar Smith、テキサス州選出共和党)は、6つの小委員会の委員長選出で一部予想外の決定をした。技術・イノベーション小委員会(technology and innovation subcommittee)の新委員長に選出されたトーマス・マッシー議員(Thomas Massie、ケンタッキー州選出共和党)は新人議員である上、党内における2件の主要投票で党指導部に反発したにもかかわらず、今回の選出となった。また研究・科学教育小委員会(subcommittee on research)では、科学系ロビイストから「米国科学政策論争で台頭しつつある議員」と目されてきたモー・ブルックス現委員長(Mo Brroks、アラバマ州選出共和党)に代わり、2期目のラリー・ブション議員(Larry Bucshon、インディアナ州選出共和党)が新委員長に選出された。 Science Insider “Surprise Choices Mark New Leadership on U.S. House Science Panel” (1/9/13)

エネルギー省、先端バイオ燃料及びバイオベース製品の開発に1,000万ドルを助成

エネルギー省(Department of Energy)は1月3日、バイオマスを先端バイオ燃料やバイオベース製品(プラスチックや化学中間物など)に転換する新技術の開発に取り組む5件のプロジェクトに1,000万ドル以上を助成すると発表した。これらは、カリフォルニア、ワシントン、メリーランド、テキサスの各州で行われるプロジェクトで、いずれも複数機関(大学や国立研究所、民間企業を含む)による共同研究となっている。 EERE News “Energy Department Awards $10 Million to Develop Advanced Biofuels and Bio-based Products” (1/3/13)

2013年カリフォルニア・バイオメディカル業界報告が発表される

ベイバイオ(BayBio)やカリフォルニア医療研究所(California Healthcare Institute: CHI)、プライスウォーターハウス・クーパーズ社(PricewaterhouseCoopers: PwC)が1月7日発表した年次報告書「2013年カリフォルニア州バイオメディカル業界報告(2013 California Biomedical Industry Report)」によれば、食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)が2012年に承認した新規医薬品39件のうち9件がカリフォルニア州内の企業によるものであるなど、同州は引き続き米国バイオメディカル・イノベーションを先導する拠点となっているという。同報告によれば、カリフォルニア州はバイオメディカル業界の①雇用、②新規医薬品のパイプライン、③ベンチャーキャピタル投資、④連邦助成受益、でもトップとなっている。また、報告書のアンケートに回答した州内のバイオメディカル企業経営者によれば、その多くが「FDAの規制プロセスが大幅に改良された」と指摘している。 BayBio “CALIFORNIA BIOMEDICAL COMPANIES REPORT HIGHER PRODUCT APPROVALS; FEWER DELAYS” (1/7/13)

地熱業界向けのオープンソース・データベースが作成される

地熱エネルギー資源の開発において、信頼性が高く包括的な地熱データへの容易なアクセスを得ることは重要課題となっている。こうした中、エネルギー省(Department of Energy)は、アリゾナ地質学調査(Arizona Geological Survey)及びその他の官民部門とパートナーを組み、「米国地熱データ・システム(National Geothermal Data System)」を創設した。同システムは、インタラクティブなオープンソース・データベースで、開発業者やその他の業界関係機関が新規生産地域を特定及び開発する上で必要な重要情報を提供するもので、これが先行投資の削減などにつながることが期待されている。 Department of Energy “Pinpointing America’s Geothermal Resources with Open Source Data” (1/3/13)

2012年度におけるNIHグラントの申請及び授与の詳細が発表

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は、2012年度におけるグラントの申請及び授与に関する詳細を発表した。それによれば、2012年度の研究プロジェクトのグラント採択率は18%で、これは2011年度と同じであった。一方、平均的なグラント金額は、45万4,588ドルで、前年度(44万9,644ドル)より増えている。NIH外部研究局(Office of Extramural Research)のサリー・ロッキー氏(Sally Rockey)は同局のブログ上で本件について記述し、「予算の横ばいや複雑な財政状況にもかかわらず、昨年度と同様のグラント採択率を維持し、平均グラント額が上昇するなど、成果をあげた」と述べている。 Extramural Nexus “FY2012 By The Numbers: Success Rates, Applications, Investigators, and Awards” (1/2/13)

クリーンエネルギーに対する消費者の支持度は2012年に安定

パイク研究所(Pike Research)が発表した報告書「エネルギー及び環境に関する消費者調査(Energy & Environment Consumer Survey)」によれば、クリーンエネルギーの概念に対する消費者の支持度は、2009年から2011年の間に急落した後、2012年は実質的に安定していたという。調査は2012年秋に、1001人の消費者を対象にウェブベースで行われた。13件のクリーンエネルギー概念(ソーラーエネルギー、風力エネルギー、ハイブリッド自動車、電気自動車、クリーンコールなど)に対する消費者の支持の程度(favorable, unfavorable)を問い、その結果、各概念で「非常に好ましい」「好ましい」と回答した消費者の割合は平均42%であったという。 Pike Research “Consumer Support for Clean Energy Held Steady in 2012, According to New Survey from Pike Research” (1/8/13)

次の指名はエネルギー長官とEPA長官か

オバマ大統領が国家安全保障部門の新閣僚指名を終えた今、次なる指名としてエネルギー省(Department of Energy)と環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)の長官が注目されている。リサ・ジャクソンEPA長官(Lisa Jackson)は既に退任を表明しており、エネルギー省のスティーブン・チュウ長官(Steven Chu)は、早ければ今週中にも辞任を表明するのではと多くの観測家は見ている。エネルギー長官の指名候補としては、元コロラド州知事のビル・リッター氏(Bill Ritter、民主党)、元上院議員のバイロン・ドーガン氏(Byron Dorgan、ノースダコタ選出民主党)、センター・フォー・アメリカン・プログレス(Center for American Progress)の創立者であるジョン・ポデスタ氏(John Podesta。元クリントン政権大統領首席補佐官)などが挙がっている。一方、EPA長官の指名候補としては、ジャクソン長官辞任後に長官代理を務めるボブ・パーシアセペ副長官(Robert Perciasepe、Deputy Administrator)やEPAで大気汚染規制のトップを務めるジーナ・マッカーシー氏(Gina McCarthy)の他、多くの名前がメディアで取り上げられている。 The Hill “Energy Department, EPA nominations may be on tap” (1/7/13)

ヒト胚性幹細胞研究助成を巡る訴訟が終結

最高裁判所は1月7日、米国政府がヒト胚性幹細胞研究に助成することを禁止するよう求めた請願の審理を拒否し、3年以上に及ぶ法的論争が終結した。本件は、2人の成体幹細胞研究者が2009年8月に、「ヒト胚性幹細胞研究への助成制限を解除した国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)のガイドラインは、胚を破壊する研究への連邦助成を禁止した法に違反する」として提訴したもので、一審では暫定的差し止め命令を獲得したが、控訴審で同命令は停止された。原告は10月に上告したが、最高裁は今回、その請願を却下した。 Science Insider “Stem Cell Lawsuit Finally Over” (1/7/13)

上院、FAA新長官を含む複数の規制当局の大統領指名人事を承認

上院は1月1日、大統領府が指名していた複数の規制当局の人事を承認した。これらの中には、連邦航空局(Federal Aviation Administration: FAA)の新長官として指名されていたマイケル・フエルタ氏(Michael Huerta。任期は5年)の承認などが含まれる。フエルタ氏は、ランディ・バビット前長官(Randy Babbitt)が飲酒運転で逮捕、起訴されて辞任した後、2011年12月から長官代理を務めていた。今回は他に、連邦取引委員会(Federal Trade Commission: FTC)のジョシュア・ライト新長官(Joshua Wright。任期は7年)就任や連邦通信委員会(Federal Communications Commission: FCC)のミニョン・クライバーン委員(Mignon Clyburn)の2期目も承認されている。 Reuters “New FAA head among appointments approved by Senate” (1/2/13)

第113連邦議会の新人の顔ぶれ

1月3日に行われた議会の宣誓式で、新たに90名以上の新人議員が宣誓を行った。新人議員は、男性、女性、異性愛者、同性愛者、既婚者、未婚者、著名者、無名者など様々な顔ぶれとなる。上院では新たに12名が仲間入りし、その内訳は共和党が3名、民主党が8名、無所属が1名で、下院の新人議員82名の内訳は、共和党35名と民主党47名となっている。今年の共和党新人議員数は、記録的であった2010年に比べると大幅に少ない。また、新たに4名の女性上院議員が誕生し、上院における女性議員の数は合計20名(共和党4名、民主党16名)の過去最高に達した。 The Hill “Portrait of the 113th Congress” (1/3/13)