AI活用で不正支出削減へ:データ品質と人材育成が鍵

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は4月9日、人工知能(AI)を活用した不正支出削減には、高品質なデータと熟練した人材が不可欠であると発表した。連邦政府は毎年2,330億ドルから5,210億ドルを不正支出で失っており、同局は、AIがこの問題解決の一助となる可能性があると報告している。しかし、AIの効果を最大限に引き出すには、エラーのない、純粋なデータとAI技術に精通した人材が必要であると指摘し、政府内のAI専門家の不足が大きな課題であり、連邦政府の人材採用プロセスの改善を求めている。また、2022年に提言した潜在的な対策、データの質を確保するためのAIアカウンタビリティの枠組みの設立を強く推奨した。具体的には、不正行為や不適切な支払いに特化した常設の分析センター・オブ・エクセレンス(Center of Excellence: CoE)設立の実現を提言している。

GAO “Fraud and Improper Payments: Data Quality and a Skilled Workforce Are Essential for Unlocking the Benefits of Artificial Intelligence” (04/09/25)
https://www.gao.gov/products/gao-25-108412