AI利用に地域・企業格差、自動化が急拡大 アンソロピック社調査

アンソロピック社(Anthropic)は9月16日、人工知能(AI)利用の地理的・企業間格差と自動化の急速な進展を示す第3回経済指標レポート(Anthropic Economic Index)を発表した。同社のAI「クロード(Claude)」の利用データ分析によると、高所得国での利用率が高く、人口当たりGDPが1%上昇するとAI利用率(AI Usage Index: AUI)が0.7%増加することがわかった。イスラエルやシンガポールなど技術先進国が利用指数で上位を占めた一方、低利用国では協働よりも自動化を好む傾向があることも明らかになり、最小限の人間介入で作業を完了する指示型会話の自動化が昨年12月の27%から39%へと急増した。企業におけるAPI利用者では、自動化が77%に達し、一般利用者の約50%を大幅に上回った。一方で、高所得国のユーザーは協働を求める傾向が根強いという。報告書は、AI信頼度の向上と能力改善により、ユーザーがAIにより多くの責任を委ねるようになったと分析しており、労働市場への影響が迫っている可能性があると指摘している。

Anthropic “Anthropic Economic Index report: Uneven geographic and enterprise AI adoption” (09/16/25)
https://www.anthropic.com/research/anthropic-economic-index-september-2025-report