ロジウム・グループ(Rhodium Group)が今年1月に、2017年における米国の二酸化炭素排出の予備的試算を発表した際、「排出の減少は続いているものの、減少の割合は2005~2016年の年間平均1.3%から2017年は1%未満となっており、減少幅は縮小している」点が注目点となっている。なお、エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)が先週発表した最終試算は、ロジウム・グループの年初の発表に沿った内容であった(2017年にエネルギー関連の二酸化炭素排出は0.66%減少した)。電力部門の排出は引き続き減少しているものの、輸送、ビル、産業部門からの排出が増加しており、電力部門による減少の半分が相殺された。航空部門における排出も増加しており、電力部門での石炭使用減に伴う排出減少の3分の1以上が相殺された。パリ気候協定における2025年の目標を達成するためには、米国の取り組みは今後大幅に改善される必要があり、年平均1.7~2%の減少が求められる。
Rhodium Group “Final US Emissions Numbers for 2017” (3/29/18)