カナダ政府は3月29日、「カナダ150周年研究委員長(Canada 150 Research Chairs)」としてカナダの大学で新たなポジションに着任する24名を、海外の学術機関から選出した」と発表した。カナダ150周年研究委員長は7年間の学術ポジションで、政府から年間約27万1,600米ドルあるいは77万6,000米ドルの助成金を受益する。カナダ政府は、記者発表で本件について「頭脳獲得(brain gain)」と描写したが、間違いなくこれは米国にとって「頭脳流出(brain drain)」である。というのは、カナダ150周年研究委員長に就任する24名の研究者のうち、半数以上(13名)が現在米国在住者となっているためである。本助成計画は、昨年、カナダの建国150周年記念とあわせて発表されたものである。