エネルギー省(Department of Energy)は9月22日、オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory: ORNL)、アイダホ国立研究所(Idaho National Laboratory: INL)と協力し、溶融塩炉(Molten Salt Reactors: MSR)に使用するフッ化物溶融塩「フライブ(FLiBe)」4,700ポンド超をナチュラ・リソーシズ社(Natura Resources)に提供したと発表した。同溶融塩はフッ化リチウムとフッ化ベリリウムを混合した物質で、加熱して液体にすることで原子炉システムを通じて熱を伝達する。この特性を利用して高温・低圧下における溶融塩炉運転を可能にし、発電効率の向上やパッシブセーフティ機能(自動的に放射性物質の飛散を食い止めるよう稼働する機能)強化につなげる。また、アビリーン・クリスチャン大学(Abilene Christian University)で開発中の研究用溶融塩炉「MSR-1」にこのFliBeを活用する計画で、1969年の溶融塩炉実験停止以来、ORNLが保管してきたこの貴重資源を民間イノベーションに引き継ぐことで、次世代原子炉開発加速を支援する。
Department of Energy “Department of Energy Provides Rare Salt Material to Natura Resources” (09/22/26)
https://www.energy.gov/ne/articles/department-energy-provides-rare-salt-material-natura-resources