オークリッジ国立研究所とボーイング、航空機部品製造で提携

オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)は9月21日、ボーイング社(Boeing Company)との提携を通じて、熱可塑性複合材料の生産に向けた巨大スタンプ(プレス)成形用金型(Stamp Form Die: SFD)を3Dプリント技術で開発したと発表した。同金型は高さ6フィート、幅4フィート、重量約2トンにおよび、材料の切断や成形に使用されるパンチプレスで、航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration: NASA)の高度複合材製造事業に使用される予定となっている。複合材を利用することで航空機を軽量化し、燃費効率を向上させ、コスト削減を図るとし、強度と剛性を確保するために構造部分には軟鋼を使用し、表面には耐食性を備えたステンレス鋼を用いるワイヤとアーク溶接を用いた積層造形(Wire-arc additive manufacturing: WAAM)技術を採用した。成形効率向上が狙いで、従来の金属加工よりも短時間かつ低コストで複雑な工具を製作できることから、エネルギーや自動車分野などの分野への応用も期待されている。

ORNL “Partnership between ORNL, Boeing advances manufacturing for aircraft parts” (09/21/26)
https://www.ornl.gov/news/partnership-between-ornl-boeing-advances-manufacturing-aircraft-parts