ARPA-H、次世代バイオセンサー開発プログラムを始動

厚生省(Department of Health and Human Services)傘下の医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)は3月10日、ホルモンや炎症マーカーなどの重要な生化学シグナルを連続的にモニタリングできる低コストのバイオセンサー開発を加速させる新プログラム「デルファイ(Delphi)」を立ち上げたと発表した。現行のバイオセンサーは心拍数や血糖値など一つの健康指標に特化した設計が主流で、生命に関わる健康予防や慢性疾患の管理に必要な幅広いデータの取得が困難であった。そこで、組み合わせ自在なモジュール式の「チップレット」技術を活用し、ウェアラブル型や嚥下(えんげ)型のデバイスを迅速かつ安価に開発できる基盤の構築を目指す。4年半に亘りプロトタイプの研究開発やシステム統合と規制申請、臨床試験の3段階で進め、最初の試作品は2年以内の完成を目標としている。また、定期的な課題「リミックス(remixes)」を通じて新たなバイオマーカー検知に挑むとし、様々な専門家の協力を求めている。

ARPA-H “ARPA-H launches program to supercharge biosensor device development” (03/10/26)
https://arpa-h.gov/news-and-events/arpa-h-launches-program-supercharge-biosensor-device-development-next-generation