エネルギー省は7月29日、新たな報告書「温室効果ガス排出による米国の気候への影響に関するクリティカルレビュー(A Critical Review of Impacts of Greenhouse Gas Emissions on the U.S. Climate)」を発表した。本報告書は、エネルギー省のクリス・ライト長官(Chris Wright)が招集した多様な専門分野の科学者5人で構成される2025年気候作業部会(025 Climate Working Group)が作成したもので、温室効果ガス排出による気候への影響に関し、ピアレビューを通して発表された既存の文献や政府データの評価を行い、気候変動に関する従来の説明に対する評価結果を提供している。主要な評価結果には、①二酸化炭素を原因とする温暖化は、一般的に考えられているよりも経済的損害は少なく、積極的緩和戦略は間違った方向に導く可能性がある、②米国による政策措置による地球規模の気候への直接的影響は微々たるもので、効果が現れるまでには非常に長期間を要する、などが含まれる。ライト長官は、気候変動は実在するもので、留意する必要はあるものの、人類が直面する最大の脅威ではないと発言している。
Department of Energy “Department of Energy Issues Report Evaluating Impact of Greenhouse Gasses on U.S. Climate, Invites Public Comment” (07/29/25)
https://www.energy.gov/articles/department-energy-issues-report-evaluating-impact-greenhouse-gasses-us-climate-invites