AIで宇宙優位性を確保 軌道上の奇襲回避へ CSET提言

安全保障・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は6月、宇宙軍(United States Space Force: USSF)が敵対国の脅威から衛星を守り、宇宙での優位性を確保するための人工知能(AI)活用に関する報告書を発表した。AIによる宇宙領域認識(Space Domain Awareness: SDA)と軌道上戦闘能力の飛躍的な向上が奇襲攻撃を回避する鍵になるとし、具体的にはニューラルネットワークや説明可能なAIツール、ライム(Local Interpretable Model- Agnostic Explanations: LIME)などを用いた宇宙物体の迅速な検出に加え、衛星に搭載したAIによるランデブー・近傍運用(Rendezvous and proximity operations: RPOs)などの自律的な管理を提言している。これにより意思決定が加速し、衛星の生存性が高まるといい、成熟したAI技術の即時導入と、軌道上での自律性の範囲を定める厳格な規定の確立が、アルゴリズムによる優位性を獲得するために重要であると提言している。

CSET ” AI on the Edge of Space Securing Space Superiority and Avoiding Surprise in Orbit ” (06/23/25)