アース・テクニカ(Ars Technica)は5月13日、トランプ政権が著作権局(Copyright Office)のシラ・パールマッター局長(Shira Perlmutter)を解任したと報じた。同局が作成したAI訓練におけるフェアユース適用に関する報告書の発表から数日後に行われた。報告書は、AI開発者が効果的なモデルを構築するためにどれだけのデータが必要かという点が未解決の問題としつつも、AI訓練が著作権市場を脅かす場合、フェアユースと認められない可能性を示唆し、技術業界に衝撃を与えている。同局はAI訓練の一部はフェアユースと位置付けて、クリエイターの著作権保護と技術革新のバランスを重視し、ライセンス契約の必要性を提言しているが、業界団体は、本報告書をイノベーションを阻害するものとして反発している。記事は今回の解任劇についてイーロン・マスク氏(Elon Musk)が率いる政府効率化省(Department of Government Efficiency:DOGE)との関連を示唆しており、議会や専門家らは「権力乱用」と批判していると伝えている。
Ars Technica “Copyright Office head fired after reporting AI training isn’t always fair use” (05/13/25)
https://arstechnica.com/tech-policy/2025/05/copyright-office-head-fired-after-reporting-ai-training-isnt-always-fair-use/