米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の元長官6名は5月3日、トランプ政権による科学局の政策及び人員に関する変更と、それが将来の米国の科学的研究にもたらす影響に懸念を表明する書簡を送付した。書簡は、上下両院で科学関連予算を管轄する歳出小委員会の上層部宛てで、米国科学審議会(National Science Board: NSB)の元委員長7名の署名も含まれ、トランプ大統領とバンス副大統領にも写し(CC)が送られた。書簡は、「予算と人員の極めて厳しい削減は米国の科学的進展の未来にとって有害であり、その科学的進展の回復には最大で10年を要するだろう。これは、トランプ政権が表明している科学技術の覇権議題と矛盾する」としている。書簡は、大統領が大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)のマイケル・クラツィオス局長(Michael Kratsios)に「米国イノベーション覇権の復活」を指示した点に言及し、「大統領のビジョンを達成するには、NSFの予算の大幅な強化が必要である」と訴えている。
NEXTGOV “Former NSF heads criticize funding, staff cuts at science agency” (05/05/25)
https://www.nextgov.com/emerging-tech/2025/05/former-nsf-heads-criticize-funding-staff-cuts-science-agency/405053/