トランプ政権が保留を計画する国家気候評価、科学協会が独自に実施

トランプ政権は4月下旬、国家気候評価(National Climate Assessment: NCA)策定に関与する約400名の科学者に対して、彼らの職務は不要であること、報告書は再評価を受けることを伝えた。これを受けて、米国気象学会(American Meteorological Society)と米国地球物理学連合(American Geophysical Union)の2つの科学協会が5月2日、独自の取り組みを実施することを発表した。具体的にこれらの科学協会は、「法律で義務付けられている科学に基づく報告書が、トランプ大統領の下、突如として危ぶまれていることから、気候変動による現行及び将来の影響を評価する、ピアレビュー式の研究文書の作成に協力して乗り出す」ことを明らかにした。国家気候報告書は1990年の連邦法によって4~5年ごとの発表が義務付けられており、次回は2027年前後に発表予定となっている。

AP “Scientific societies say they’ll step up after Trump puts key climate report in doubt” (05/02/25)
https://apnews.com/article/climate-change-trump-firing-report-damage-a76d2e2d3dfec7318b124b05a78d1ee1