原子力発電の支持率、過去最高水準に ギャラップ調べ

調査会社のギャラップ社(Gallup)は4月9日、原子力発電の利用への支持率が61%となり、過去最高水準に迫っていると発表した。人工知能(AI)データセンターの増加によるエネルギー需要が背景にあり、グーグル社(Google)やマイクロソフト社(Microsoft)、メタ社(Meta)、アマゾン社(Amazon)など大手IT企業が原子力発電拡大を表明し、共和党支持層では74%、無党派層で64%、民主党では46%が支持する結果となった。石油・ガスの沖合掘削やシェールガス採掘(フラッキング)、北極圏国立野生生物保護区(Arctic National Wildlife Refuge: ANWR)での開発支持は分かれ、特にANWR開発には61%が反対となった。再生可能エネルギーへの注目度は依然高いものの、56%と過去最低水準まで支持率が低下しており、エネルギー価格や供給への強い懸念は35%と2022年時の47%に比べ、近年減少傾向にある。トランプ政権の化石燃料推進政策は共和党支持層のみで多数派を占め、全体の支持は広がっていない。

Gallup “Nuclear Energy Support Near Record High in U.S.” (04/09/25)
https://news.gallup.com/poll/659180/nuclear-energy-support-near-record-high.aspx