テック・クランチ(Tech Crunch)は4月23日、気候変動対策として二酸化炭素(CO2)を大気から除去する技術を競うコンテストにおいて、農業関連のプロジェクトが上位を占めたと報じた。これは、民間財団のエックスプライズ(Xprize)が主催した「エックスプライズ・カーボン・リムーバル(XPRIZE Carbon Removal)」コンテストで、イーロン・マスク氏(Elon Musk)の個人財団であるマスク財団(Musk Foundation)が総額1億ドルの賞金を提供した。その結果、テキサス州のマティ・カーボン社(Mati Carbon)が最優秀賞となり、5,000万ドルを獲得した。インドやザンビア、タンザニアの小規模農家が玄武岩の粉塵を畑に撒くことでCO2を固定するというもので、鉱物とCO2の反応により、数千年間不活性化できる重炭酸塩を生成するという自然のプロセスを利用した試みである。2位は農業廃棄物を農家が土壌改良剤として使用できる木炭のような物質に変換したフランスのネットゼロ社(NetZero)、3位はテキサス州のボルテッド・ディープ社(Vaulted Deep)、4位はケイ酸塩岩を使った同様の手法で英国のアンドゥ・カーボン社(UNDO Carbon)が受賞した。
Tech Crunch “Xprize Carbon awarded to a dirt-simple carbon-removal technology” (04/23/25)