米中技術競争、ブラジルが焦点に

新米国安全保障センター(Center for a New American Security:CNAS)は4月24日、米中間の次世代デジタルインフラ競争においてブラジルが重要な戦場であると発表した。報告書「デジタル・シルクロードへの対抗:ブラジル(Countering the Digital Silk Road: Brazil)」によると、ラテンアメリカ最大の経済大国であるブラジルのデジタルガバナンスや通信インフラの選択が、地域全体に影響を与えるという。同国は長年、主権と技術的自主性を重視する外交政策を維持し、中国と米国双方との関係を良好に保ってきた経緯がある。中国は国営資金を活用して同国の通信インフラに投資し、現地企業との緊密なパートナーシップを築いてきた。一方、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、低軌道衛星(LEO)などの分野では米国が依然として優位であるとし、同国の経済発展の目標に合致しつつ、中国のデジタル・シルクロードに代わる、より競争力のある技術提供と民主的デジタル原則の推進が成功の鍵と提言している。

CNAS “New CNAS Case Study Highlights U.S.-China Tech Competition in Brazil” (04/24/25)
https://www.cnas.org/press/press-release/new-cnas-case-study-highlights-u-s-china-tech-competition-in-brazil