大統領府は4月8日、米国の電力網の信頼性と安全性を強化するための大統領令にトランプ大統領が署名したと発表した。エネルギー長官に対し、電力網の中断が予測される際の緊急命令の発行プロセスを迅速化することを求めるもので、全地域の電力システムにおける予備能力を分析するための統一的な方法の開発も指示した内容となっている。具体的には、地域ごとの電力需要や供給状況を分析し、どの発電資源がシステムの信頼性を維持するために不可欠であるかを特定するもので、重要な発電資源の電力網からの離脱や燃料源の変更により、全体の認定発電能力に悪影響を及ぼす場合には、それを防ぐ措置が講じられるというものである。トランプ大統領は、急速な技術革新やAIデータセンターの拡大が電力需要を押し上げている現状を踏まえ、電力網の健全性確保を選挙中から訴えていた。今回の大統領令は、米国のエネルギー独立性を確保することの重要性を前面に打ち出したものである。
The White House “Fact Sheet: President Donald J. Trump Strengthens the Reliability and Security of the United States Electric Grid” (04/08/25)
https://www.whitehouse.gov/fact-sheets/2025/04/fact-sheet-president-donald-j-trump-strengthens-the-reliability-and-security-of-the-united-states-electric-grid/