米国開催の国際会議 科学者らの参加見送り相次ぐ 

サイエンス誌(Science)は3月31日、トランプ政権下の米国における入国審査の厳格化や政策への反発から、海外の科学者らが米国で開催される国際会議への参加を見送る動きが広がっていると報じた。カナダのウェスタン・オンタリオ大学(University of Western Ontario)のマルコ・プラド教授(Marco Prado)は、カナダ産製品への関税や「51番目の州」発言への反発から、ニューヨークで開催される国際神経化学学会(International Society for Neurochemistry)への参加を見送った。また、中国の教授は学生が1時間以上も税関で研究や中国政府とのつながりについて尋問された例を挙げ、参加を躊躇しているという。さらに、2月に仏科学者が米国への入国を拒否されたことを受け、仏政府はメールや機密文書の持ち込みを避けるよう指示を出したとも伝えた。米国在住の外国人研究者も出国への不安を訴えているといい、特に国際的な共同研究の構築が重要なキャリア初期の研究者にとって、この状況は大きな打撃と伝えている。

Science “International scientists rethink U.S. conference attendance” (03/31/25)
https://www.science.org/content/article/international-scientists-rethink-us-conference-attendance