トランプ批判の仏研究者を強制送還

英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education: THE)は3月21日、トランプ大統領を批判するメッセージが携帯電話から見つかった仏研究者が国外追放を受け、欧州の研究者らの間で米国での学会参加をボイコットする動きが広がっていると伝えた。仏国立科学研究センター(Centre national de la recherche scientifique: CNRS、French National Centre for Scientific Research)の宇宙科学研究者は、ヒューストンで3月中旬に開催された約2,000人の国際科学者が集まる月惑星科学会議(Lunar and Planetary Science Conference: LPSC)に出席するため入国しようとしたが、入国審査で携帯電話から同政権への研究費削減を批判するメッセージが見つかり「憎悪的かつ陰謀的」かつ「テロとも言える」と判断され、翌日強制送還された。仏フィリップ・バティスト高等教育・研究相(Philippe Baptiste)は「研究と学問の自由を守る」と言及し、欧州の研究者らの間でも、米国での学会参加を見直す動きが広がっているという。

Times Higher Education “US conference boycott urged after French scientist deported” (03/21/25)
https://www.timeshighereducation.com/news/us-conference-boycott-urged-after-french-scientist-deported