トランプ政権、EPAの科学研究部門を廃止へ

ニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)は3月17日、環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)が科学研究部門を廃止し、1,155人の科学者を解雇する計画を進めていると報じた。トランプ政権による連邦政府の規模を縮小する取り組みの一環で、リー・ゼルディンEPA長官(Lee Zeldin)は、同庁の予算を65%削減する意向を示しているという。同部門の廃止は、清浄な水や廃水の改善、大気の質確保、有毒な工業用地の浄化など環境政策の基盤となる同庁の研究を脅かすものであり、解散は違法である可能性があるという専門家の声もある。科学委員会トップのゾーイ・ロフグレン下院議員(Zoe Lofgren、カリフォルニア州選出民主党)は「EPAが下す決定は、人間の健康と環境の保護するものでなければならない」と述べ、同政権が汚染産業に対する規制を緩和するために、関連機関の科学研究を弱体化させていると言及した。一方、同庁の広報担当者は組織改善の一環としての変更を強調している。

Science “Genome chief out at NIH” (03/18/25)
https://www.science.org/content/article/judge-backs-usaid-epa-research-targeted-nih-comings-and-goings-trump-tracker