電力需要増に原子力発電だけでは不十分 ゴールドマン・サックス調べ

HPCwireは2月13日、急増するAIの電力需要に対し、原子力発電だけでは対応できないとのゴールドマン・サックス社(Goldman Sachs)の分析を報じた。調査によると、データセンターの電力需要は2027年までに50%増、2030年末までに160%増加する見込みで、この対応に2030年までに85-90ギガワットの新たな原子力発電容量が必要であるが、実際の供給は10%未満にとどまる見通しという。風力や太陽光などの再生可能エネルギーと蓄電池と組み合わせで需要の約80%を賄える可能性もあるが、24時間安定供給には基幹電源が必要となる。排出量ゼロの原子力発電は基幹電源として最適とされるが、建設に時間がかかり、天然ガスなどの再生可能エネルギーなど複数の電源を組み合わせた対応が不可欠であるという。今後数年間で原子力投資は大幅増加すると予想され、主要テック企業は2024年に計10ギガワット以上の原子力発電容量確保に向けた契約を締結するなど、新たな原子力プロジェクトへの取り組みが進んでいるという。

HPCwire “AI’s Power Surge Calls for Nuclear, But It Won’t Be Enough: Goldman Sachs” (02/13/25)