AXIOSは2月3日、トランプ政権が国際開発庁(United States Agency for International Development: USAID)の閉鎖を視野に入れるなか、同庁閉鎖が断行された場合、気候変動が深刻な地域における不安定化を招き、安全保障上のリスクを高める可能性があると伝えた。USAIDはこれまでアフリカや中米、アジアなどで異常気象に対する農業やインフラ整備のレジリエンス強化、温室効果ガス削減支援など多岐にわたるプロジェクトを実施してきた。しかし、イーロン・マスク氏(Elon Musk)がトランプ大統領の支持を受けてUSAISの閉鎖を公言するなど、同庁の閉鎖による対外援助の停止が、途上国など脆弱な地域での社会生活の不安定化を進める恐れがある。これを受け、ウィルソン・センター(Wilson Center)の上級研究員、シャーリー・グッドマン氏 (Sherri Goodman) は、治安維持や人道的支援のための軍の介入が増加する可能性を指摘するとともに、中国が影響力を拡大するリスクにも触れた。USAIDの今後は不透明であり、議会内でも対立が続いている。
AXIOS “Ending USAID climate programs could increase security risks”(02/03/25)