米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)は7月9日、2026年度大統領予算案で提案されている連邦科学研究開発予算の大幅削減に関する分析データを公表した。これによると、特に大きな影響を受ける基礎研究予算は、連邦政府全体で2025年度の450億ドルから2026年度には300億ドルとなり、約34%減になると警告している。基礎研究・応用研究・開発・研究開発施設費を含む科学予算全体では、2025年度の1,980億ドルから1,540億ドルの22%減となる。米国大学協会(Association of American Universities:AAU)政府関係・公共政策担当上級副会長のトビー・スミス氏(Toby Smith)は、大統領予算案が承認された場合、科学・イノベーションにおける世界リーダーとしての米国の役割が終わることになると発言している。AAUは、連邦議会との協力の下で、米国による科学リーダーシップ維持を支援する戦略的投資に向けた予算計画作成に取り組んでいるという。なお、大統領府が5月に発表した2026年度予算案では、米国科学財団(National Science Foundation:NSF)予算を88億ドルから39億ドルに55.8%減とすることなどが提案されている。
The New Yorks Times “Trump Seeks to Cut Basic Scientific Research by Roughly One-Third, Report Shows” (07/10/25)
https://www.nytimes.com/2025/07/10/science/trump-science-budget-cuts.html