米国科学財団(National Science Foundation: NSF)米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)による高等教育研究開発調査(Higher Education R&D Survey)に基づくインフォブリーフ(InfoBrief)によれば、米国の大学における2016年の研究開発(R&D)支出は720億ドルであった。これは過去10年間で21%の増加となる(インフレ調整後)。大学によるR&Dの実施分野は多岐に亘り、様々な資金源に依存している。今回のインフォブリーフ(全国640機関を対象に2016年のR&D支出を州ごとにまとめたもの)によれば、全国のR&D支出合計の45%弱を、6州(カリフォルニア、メリーランド、マサチューセッツ、ニューヨーク、テキサス)が占める。そして、ノースカロライナ、フロリダ、ミシガン、イリノイ、オハイオ、ジョージアの6州が次の20%を占める。大学の資金源は広範囲に及び、連邦政府や州及び地方政府、企業、非営利組織、高等教育機関が含まれる。例えば、連邦政府は全国の大学におけるR&D資金合計の54%を占めるが、コロラド、メリーランド、バーモントの3州ではその割合が70%以上になる。また、R&D支出全体の大半(57%)を科学工学分野の生命科学が占めている。
National Science Foundation “Higher Education R&D Spending: Spending and Funding Sources Differ by State” (3/9/19)