証券取引委員会、気候関連情報開示規則をめぐる法的闘争を断念

クリーン・エア・タスクフォース(Clean Air Task Force: CATF)は3月28日、証券取引委員会(Securities and Exchange Commission: SEC)が数カ月に亘る訴訟の末、企業の気候変動リスクに関する情報開示規則の法的防衛を、事実上放棄したと報じた。SECは2024年に策定した気候関連情報開示規則は、企業に温室効果ガス排出量や気候リスクの詳細、特にカーボン・オフセットに関する取引の開示を求めていたが、企業側からの法的異議申し立てを受け、最終的に法廷での主張を諦めることを決定した。これを受け、CATFは、「この決定は企業の気候リスク管理における重大な後退であり、透明性を著しく損なうもの」と批判した。企業は今後、炭素排出や気候リスクの開示を自由に選択できることとなり、投資家の情報アクセスが大幅に制限されることになる。

CATF “SEC abandons defense of climate-related disclosure rules, reducing investor access to material information” (03/28/25)