米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は、報告書「米国を拠点とする電子・イオン衝突型加速器科学の評価(An Assessment of U.S.-Based Electron-Ion Collider Science)」を発表した。これによると、将来米国内で建設予定の電子・イオン衝突型加速器(Electron-Ion Collider:EIC)施設は、長期に亘って不明確であった物質の特性を解明する可能性があり、世界中に現在存在する電子分散器を上回る能力を保有することになるとし、可視物質の理解をさらに深める上で重要な役割を果たすと結論付けた。また、ブルックヘブン国立研究所(Brookhaven National Laboratory:BNL)やトーマス・ジェファーソン国立加速器研究所(Thomas Jefferson National Accelerator Laboratory:JLab)などの既存施設を活用したEIC施設開発は、大規模加速器施設の構築に伴うリスクを軽減することができるとし、EIC施設の構築により、衝突型加速器科学分野における米国のリーダーシップを維持することになると強調した。