癌の研究成果で中国が米国を上回る

ネイチャー・インデックス(Nature Index)における癌研究成果で、2024年に中国が初めて米国を上回り、同分野で首位となった。同年におけるシェア(Share)数値は、中国が19%急増した一方で、米国は5%のみの増加にとどまった。シェアとは、ネイチャーが採用する指標で、論文絶対数を示す指標であるカウント(Count)と異なり、シェアでは、共同著者数が検討される。例えば、ある論文で10名の共同著者がいる場合、カウントは1、シェアは0.1として計算される。一方で、米国は癌の国際共同研究において突出したリーダーであり、中国との共同研究は2021年に勢いを失ったが、それ以降回復傾向にある。また、2019~2024年の5年間でみると、癌研究シェアの首位は米国となっている(米国11%、中国9%)。機関別にみると、癌関連の研究成果で圧倒的な成果を上げているのはハーバード大学(Harvard University)であり、2019年1月~2024年8月におけるシェアは1,169.18で、2位の中国科学院(Chinese Academy of Sciences)(シェア768.90)を大きく引き離している。

Nature “China overtakes the United States in cancer research output” (04/23/25)
https://www.nature.com/articles/d41586-025-01154-4